木曽ツーリング リベンジ 番外編 その1

fielder

2009年10月18日 20:26

木曽ツーリング リベンジから 1か月あまり もう忘れ去られたようなこのブログ
やっと立ち直って帰ってまいりましたさ

9月末の釣行もキャンセル残念無念の悲しみと痛みに暮れていましたが
やっと、エントリーする余裕ができてきました。

痛み、、、。 はい、木曽ツーリングレポの番外編でございます

九蔵峠で御嶽の素晴らしい景色を堪能した後、高山経由でせせらぎ街道を南下すべく
急カーブのつづく国道361号線を走っていました。
ハイピッチで追いつく車をパスしてなんとか日暮れまでにせせらぎ街道を抜けたいと
ちょっぴりあせっていました。
高根町にさしかかりカーブが多くなってきていましたが、なんなく曲がれるだろう
右カーブ。。。 
カーブのRが思いのほかきつく、山の斜面をコンクリートで固めてあるところで
曲がり切れずに、バイクの前輪左側からかするように接触。
そのまま、道路中央へ、10メートルくらいバイクは吹っ飛び右へ転倒
ぼくは、さらに勢いでバイクの前方7メートルほど山側斜面側溝へ吹っ飛んだ。

その瞬間って、いまでも思い出せないんです。ただ、視界が左に傾いて地面が近づいてくる
ことしか。。。

吹っ飛んだ直後、何秒かわからないけど、やっちゃった。。と思いつつ
バイクどこだろうと振り向いたら、後方に倒れてる。
なんか、右足うまく動かないなあと思いつつ、バイクを起こす。
幸い、前後に車が来ておらず、二次的な事故には、ならずに済んだ。
今、思えばこの時、トラックでも来ていたら、、と思うとゾッっとします。

道の端っこに寄せてとにかく落ち着こうと考えた。でも、電話しようとか、
自分のケガは、どうかなんて頭は回ってない。

エンジンかからない。困った。帰れない??
高山までまだ、60キロほどもある、山道で。。。?

そうこうしてるうちに、後ろから地元の郵便配達の軽自動車がやってきた。
そのおっちゃんに、「こけっちゃったんですけど、助けてもらえませんか?」って
お願いした。「後ろ10キロくらいにガソリンスタンドあるけどな~~」っと。

と、困っていたとき、前方から車が、こちらも地元の方らしく、郵便配達のおっちゃんは
その車を止めてガソリンスタンドに助けを呼ぶようお願いしてもらった。
ぼくは、頭を下げるしかなく、レスキューを待った。その間、数台の車がぼくの前を通り過ぎるとき
スローダウン。 はずかしくってしかたなかった。
15分くらい待っただろうか。なんと来たのはパトライト点けた警察の車。
警察を呼んでもらったようでした。「どうした、こけたのか~、ケガは?」
まるで、コメディドラマに出てくるような小太りないかにもの駐在さん。
免許証、車検証を提示、届け処理をしてもらう。「寒いだろう、走れるか、気をつけてな」
「ケガのことは自分しかわからんから、病院いきなさい」と。
セルまわすと、エンジンかかった! バイクをよく見ると、右へ転倒したため
右ステップが曲がっている、リヤブレーキが踏めない。マフラーカバーがキズだらけ。
フロントフェンダーキズ。でも、なんとか自走できそう。
しかし、自分の右足に体重がかけられないほど痛みが。。
足首痛い、ひざ見るとジーンズが横に15センチきれいにやぶれていて血が。
頭、首、左半身大丈夫。
エンジンブレーキとフロントブレーキでなんとか止まれそう。右ステップも
足をどうにか乗せられるか。
「ゆっくり走ります、ありがとうございました」と、
駐在さんに見送られた。 

50メートルくらい走ったところで、異変が。
フロントスポークが、切れていてカチャカチャ干渉して音を立てていた。
停止。後ろからパトカーが追走してくれぼくを気遣ってくれていた。
「走れないかい」 「スポーク切っていいなら切ろうか」
しかし、太いワイヤー、パトカーの車載工具まで出してきてくれるが歯がたたない。
近くに民家が見える、電気もついているよう。駐在さんは、その家へいってペンチを
借りてきてくれ、試みるがダメ。苦闘してるうち、その家のおじいさんがパジャマ姿で
様子を見にきてくれた。「待ってなさい」
持って出てきたのは、大きな現場用のペンチ。「これで、どうだ」
駐在さんにようやくスポークを切ってもらい、おじいちゃんに礼を言った。
駐在さんにも二度目の礼を言い見送られた。
このときはほんとうに、人の温かさがありがたかった。
速度50キロ程度でゆっくり走る。スポークを切ったせいで妙に
ハンドルに振動が。無理は出来ないと思い、ブレを必死にこらえながらゆっくり走る。
後方から自動車が迫る度にハザード出して道を譲る。とにかく右足が痛い。
もう、陽が暮れてしまって寒さも加わる。高山着いたら病院探そう
なんとか、高山市街へ、空腹でたまらないコンビニに寄りトイレに入った。
その鏡で自分の姿を見た。ジャケットの右半身肩、腕のあたりがビリビリに裂けていた。
ところどころこすれて黒くなっている。まるでゾンビのよう。他人からすれば異様に映っていただろう。
熱いコーヒーを手に取りレジへ、レジのおねえちゃんが変な顔してる。
カッコわる、早く立ち去りたかった。バイクのナビで病院を検索、近くに赤十字病院とやらがあるようだ。
早速むかって、救急外来へ飛び込んだ。 なにか事件があったらしく警察数人が話をしててものものしい様子。痛みにこらえながら小一時間以上待っただろうか、やっと名前を呼ばれた。
ひざをじゃぶじゃぶ消毒液で、洗う。応急処置、あちこち関節を打っているよう、ひじ、肩、右足親指付け根、左ひじ。このあと、ひざと足首をレントゲン撮影。
この時の救急外来の先生は、外科の専門ではないらしく、骨は折れていないようだがはっきりとしたことはわからない、と。「今夜は病院にいた方が、」、と勧められたが、「自走できるので高速使わず下道で帰ります」と言って断った。「三重まで下道で??」と言われたが、「3時間くらいで帰れますから」と気丈に答えておいた。
痛み止め、シップなど処方してもらい、病院を出たのが21時半。ここ高山から帰ると実際、何時になるのか?

その2につづきます



木曽ツーリング リベンジ 番外編 その2

https://aoimizukara.naturum.ne.jp/e854744.html





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