角松敏生 TIME TUNNEL

fielder

2012年05月11日 20:00

角松敏生  '99年 1月 作  TIME TUNNEL

解凍 第一弾アルバム



変わらないものを探しに行った。
活動をフリーズしたあとは、喫茶店のマスターでもやろうかなぁと思っていたらしいが、映像制作に興味を持ちビデオクリップsound movies(主演、監督)などをつくったり、そうこうしているうちにどんどんプロデュースの話が舞い込み、「空と海と風と」「米光美保」イデアックレーベル「布施明」「中谷隆博」「JIMSAKU」そしてエイベックスから「VOCALAND」シリーズや、「ANNA」「吉沢梨絵」など。数々のプロデュースでマスターどころではなくなったようだ。

当時は、大ヒットアルバムが300万枚も売れたクレイジーな時代、ミュージックシーンの変化をしっかりとらえてリセットのタイミングをはかっていたと思う。

長万部太郎 率いる「AGHARTA」で、ついに覆面バンドデビュー。 「waになっておどろう」が、NHKみんなの歌にとりあげられ子供からお年寄りまで全国的に大反響となる。
長野冬季五輪の閉会式で、生演奏まで行い、期待は高まった。
  
一地方の片隅で帰ってくることをぐっとこらえてひそかにひそかに待っていた。「やっぱ、歌いたいでしょ、カドマツさん?」
会報に'97年1月27日として、”ある表明”が、長文にわたり記載された。 活動を再開するらしい。

'98年5月 日本武道館 解凍ライブ かつての同じメンバー、同じスタッフで。

'98年7月 復活シングル Realize 発売   いち早くとある会議室でそれを聴かせてもらったときは特に感動はなかった、あぁ、変わらずに戻ってきたんだなぁって。 しかし、日々過ぎて行くと、いよいよか!!とテンション高まっていったのを覚えている。
5年ぶりに帰ってきたのである。 He is Back!

TIME TUNNEL
Lunafairymiena
SHIBUYA
匂い
Rendezvous
ALRIGHT
時計
何もない夜
風のあやぐ
Realize
崩壊の前日
シークレットトラック unfogettable アルバムバージョン

テーマは、「時間」 そして、次世代に対して何を伝えたいか、能動的に生きていくという姿勢が大事なのではないか、というひとつの提言もこめられている、という。当時の角松さんの完成形がいろんな形の楽曲としてあらわれている。

当時の試聴会で渡された資料には、「匂い」「ALRIGHT」に○印が振ってあった。たしかどの曲がいいかって聞かれて「ALRIGHT」が、よかったですって答えたような。今でもその曲は気にいっていてファーストインプレッションから変わっていません。


 このアルバム紹介もそろそろおしまい、愛聴盤となることを願って


   


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