金の斧、銀の斧

fielder

2014年07月09日 22:36

前回の釣行が、あまりに残念だったので、ムリして午後から出発してしまいました。

ガソリン、食料の調達なんかをもろもろやってたこともあって現地着はどうにか18時過ぎ。

郡上八幡あたりは、洗車機の中に放り込まれたかのような土砂降りの雨でペースが上がらなかった。

早速、身支度整えて橋のたもとから入渓。モンカゲが乱舞してたけど派手なライズは確認できず。

だんだん暮れてくるのでキャストしまくったけど、小さなイワナ2匹のみで、戻ることにした。




戻る途中のボサの下にエッサマンが使うような丸いランディングネットが落ちていた。

泥まみれだったのできれいに濯いで橋に立てかけておいてその場を離れました。

川の神様は、「エッサマンさん、あなたの落としたネットはこれなのかい?」と、金でできたネットを差し出しました。

エッサマン 「いいえ、そんなに立派なものではありません。」

川の神様  「では、このネットか?」 と言って銀のネットを差し出した。

エッサマン 「いえ、そんなにきれいなものでもありません」

川の神様  「では、これか?」 三番目に見せたのは、エッサマンがなくしたネットでした。

エッサマン  「手元がクリーム色の木製でスチール枠のもの。これです。拾ってくださってありがとうございます」と言った。

川の神様  「お前は正直な男だな」と言って金のネット銀のネットも、男にくれました。


。。。

的な、川の神様は、善意あるものには報いてくださるモンですよねぇ。。ま、ワシはフライマンですけど。

道の駅で車中泊

朝5時 22℃ トレーラー1台とワシの車だけ。 そのトレーラーも4時には出発していった。

6時に車止めから歩き、いつもの入渓点 こっちの谷は水量ばっちり。大岩の水面跡を見るとそれでも少ないのだろうか線が見える。

朝早くは正直なところ、川の神様もまだ眠いだろうに。。。

晴れて暑いが、たかが知れてる、湿度低くて心地いい。 ちょっと休憩ですぐ汗が引く。

反応はあるし、水面をユラユラしているのも確認してるから魚はいるにはいるけど、さてどうかな。

ケムンパスはこっちにもいた。

川べりのヤブこぎは往生した。ヤツがいっぱいいるおかげで枝をつかむことができない。

首もとが、なんかチクチクするなぁ、と、思ったら ギャー ケムンパスだった。手でつかんじゃったよぅ

蜘蛛の巣だらけで、まとわりつくとやっかいだ。もじゃもじゃくっついてロッドにからみつく。

それでも、10時を回った頃、六寸くらいのいわな。 (序章だったんだな)




そして、七寸くらいのいわなとキャッチ (これは銀の斧 だったのか)




で、この場面。 普通は流れ込みの白泡を中心とした周辺にキャスティングをまず、しますわね




出なければ、岩のへりギリギリを様子見ますよね

最後は、まぁ、おらんのは分かってるけど、一応 左の岩の陰、三角になってる暗い部分にフライを放り込んでみる、、と。




で、この三角の暗い部分にうまく流れたわけです。 ん? あ~ また岩にひっかかったか >< 難儀やなぁ。

しゃーない、取りにいこか~と、思った瞬間。。 むむ!! なんかおるぞ!!  かかっとる!

ロッド煽ったら 引っ張られていく。 切れるな~~~!

ちょっと今までとは違う手ごたえ

出てきたのは、イカついイワナ !  あせる。 予想外の展開。 バレるな~

足すべって左ひじから先 ビチョビチョになりなからもなんとかネットイン

川の神様は 金の斧をくださったのだ! w   すでに昼前だった




なんというデカさ ひさびさにドキドキしましたわ。 フライは、グレーのボディ、ハックルは長めの茶色のパラシュート#12

別角度




むしろ、あとがコワいと思ってしまいました。釣ったのはいいけどなんか悪いことが起こるんじゃないかってね。寝た子を起こすっていうか、なんというか。

川の神様のご褒美と思ってありがたく撮影会&リリース  久々のメジャー 33センチ

その後、すぐに川から上がってまっすぐ車に戻りましたさ。 これで充分ですもん、他にいいポイントはたくさんあったけれどね。




いい気分で温泉入って ワッフルカスタード いただきました。



あぁ、なんかモヤモヤが晴れた気がしたなぁ





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