角松敏生 ’85年 5月 作 アルバム
GOLD DIGGER~with true love~
当時、角松さんが傾倒していたニューヨークのダンスサウンド、ヒップホップのエッセンスを取り入れたこのアルバム
スクラッチ、ラップなど日本のニューミュージックシーンにおいて誰もまだやってなかったこのスタイルにもうイチコロだったわけでして、初めて角松さんのアルバムを買ったのは、これでした。
裏面
角松さんが、日曜朝10時でしたっけ?FM番組のDJというかパーソナリティというかやっててその頃、高校生だった私は土曜の深夜ラジオを聴いたあとの翌、日曜ということもあってまだふとんの中でFMを聴いていた。東海地方なのでFM愛知をチューニングしており何気にダミ声のあんちゃんの自分の曲と紹介して流れてきたのが
Tokyo Towerで、ございました。 すんごい衝撃的だったことを覚えてます。しかし、曲名までは覚えておらずで、新聞のラジオ欄で番組を調べたりしてましたね。 カドマツ? そのインパクトある名前で、もう毎週その番組は聴いてましたね
FMライトアップタウン 角松敏生のポップフリークでしたっけ? FM東京 発。
で、このアルバム マイケルブラウアーというプロデューサーに、コ・プロデュースという形で委ねた。
I Can't Stop The Night このシンセの音、エディット、本人のスクラッチがさく裂し、音像が左右にゆらめくステレオの分離感ばっちりでとてもキャッチー
デジタルドラムもばっちりで、イマドキのヤツが上っ面で黒っぽいのやってるのとは訳が違うわな~
Springin' Night Move Your Hips All Night Long と、怒涛にたたみかける頃にはもうメロメロです。 missXのなまめかしい声に、ドキドキです。ヨギホートンのドラムに注目ですね
Melody For You ストリングスが印象的で、ホーン好きの私にとってこのさわやかさは特筆もの。
Tokyo Tower 一気にスターダムにのし上がった(と、言ってしまおう)この曲 意味深な歌詞とともにヨギホートン、青木さん、友成さん、数原さん率いるブラス、そしてラップがからみ、エディットが冴える。
大名曲の誕生でありまする~
Mermaid Princess 角松さんのバラードを語る上でこの曲を語らないわけにはいかないですね、それほどに名曲 いまだにこの曲をリメイク希望する熱心なファンも多くいます。
No End Summer 現在でもライブのエンディングで大切に歌われている。かつてのFM番組でオープニングはこの曲だったな、ナツカシ。 これからも大切に歌い続けてほしいと願います。
GOLD DIGGER = 金鉱堀り = (スラングで)女詐欺師
ニューヨークサウンドが開花し、ブレイクポイントを迎えた大名盤なのですな
もう、このアルバムもおしまい 愛聴盤となることを願って。
サラっと紹介するつもりが、どうしても思い入れが強く、スペースを予想以上にとってしまいました。