REASONS FOR THOUSAND LOVERS
角松敏生 ’89年 9月 作 アルバム
Reasons for Thousand Lovers
ザ・システム、ジェイグレイドン、ジェフローバー、スティーブガッドなどを迎えたゴージャスなアルバム
今、改めて聴き返してみると、サウンドはこれでもか!とばかりにグレードアップしていてナマ音と打ち込みのハイブリッド感がすばらしいんだけど、なぜか悲しげで、ダークな印象があるのは歌詞が内省的というか喪失感たっぷりのネガティブな言葉があふれているからなんだろう。ニューヨーク、ロスでの録音
ジャケットは、電話の受話器を耳に当て目線は冷ややか
ダイジェスト的に、聴いていきましょうか
飴色の街 ♪ コンコン コンチコンコン コンチコンコン コンコン が、印象的な曲。西日に照らされた街の風景に物事の始まり、終わりを見出していたというそんな情景だそう。
ドラム; ポンタさん、ギター; ジェイグレイドン ピアノ ;ジェフローバー サックス ;カークウェイラム
何度聴いても、この曲は シビれるな~
CINDERELLA 完全打ち込みのキャッチーなアップナンバー 複雑なリズムが交差するがこれがまたいい。 カブリ気味なコーラスがゴージャス感を醸している。この曲はアルバム中のハイライトといっていいでしょう。
OKINAWA いかにも、ザ・システム!的なノリのグルーヴィーなナンバー。<余談ですが、ワンフレーズのために彼らにロイヤリティを持ってかれるのは、キビシイですね。> PVでの、沖縄の方と砂浜でのコラボレーションは今でも、目に浮かびます。
Moonlight Tokyo Bay ドラム ;スティーヴガッド ギターソロ ;ジェイグレイドン ピアノ ;リチャードティー ホーンアレンジ ; ジェーリーヘイ スティーヴガッドさんに叩いてもらうために作ったシャッフルナンバー。う~んゴージャスで、あります~
あ、
Polar って曲もいいですよ
このアルバムもセールスは好調であったようですが、この頃あたりからどうも角松さんは気持ちの上ではきびしい時を迎えていたようで。やはりそれは歌詞にあらわれていたのですね。
もう、このアルバム REASONS FOR THOUSAND LOVERSの紹介もおしまい、 このアルバムが愛聴盤となることを願って
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