角松敏生 Fankacoustics

fielder

2018年12月06日 18:00

角松敏生 Fankacoustics 2004年8月4日 発売



ファンクテイストのsorid side

アコースティックロックなelastic sideの2枚組







のちに、このアルバムを「ひっさげて」全国ツアーに挑んでいる



今にして思えば、この2枚組にしたのは必然だったと思える


前作、2003年のsummer 4 rhythm からの流れはあったと言えるし、ポールサイモンをもイメージさせるアコースティックなセットの方向も同時に見据えていた、と言えるだろうね



ファンクなsorid side  

ドラムス 沼澤尚 ベース 松原秀樹 キーボード 小林信吾 ギター 浅野祥之を基本メンバーに曲によってはホーンセクションも入る構成


1. views  ホーンアレンジが素晴らしい、打ち込みだろうカウベルがかなり効果的(細かすぎてわかりづらいですか?w)さぁ、これから始まるんだなぁという高揚感のようなものをイメージさせます


2. have some fax   ドファンクなリズムは沼澤さんのドラムが生み出すグルーヴによるもの、faxと「ふck」をダブルミーニング


3. the night with you  個人的にお気に入り。 深夜の疾走感。 角松さん自身のコーラスワークも冴えるしギター北島健二さんのソロがまたすごい


4. hospital  ターンテーブルのスクラッチがめっちゃカッコ良く印象的。松原さんのベース、目立ちはしないがこの曲のかなりの比重が置かれてる。ビブラフォンの音色を聴き逃してはなりませぬ。小林さんのフェンダーローズは、どことなく「シークレットラヴァー」のフレーズが聴こえなくもない??


5. my sugar  ファンクなハッピーソングとでも言いましょうか?ライブでも大盛り上がりな場面で歌われることが多いですね


6. how is it?   哀愁のヴァイオリンのフレーズありながらも、沼澤さんのドラムが活きる。このライブアレンジがまた絶品なんです、また聴いてみたい。エンディングの小さいお子さんの声が耳に残る


7. believing   ミディアムスローなナンバー、ノスタルジーに浸れる。 ルーサーのdance with my fatherにインスパイアされたのかも。いい曲ですもんね。オーボエがフィーチャー


8. ハナノサクコロ   この曲聴くと春が待ち遠しくなる。ホーンセクションが、軽やかなギターが、きらびやかなシンセが、明るい春をイメージさせる~♪ サックス本田雅人






elastic side



パーカッション 田中倫明  ベース 青木智仁  ギター 梶原順  キーボード 友成好宏


ドラムスをパーカッションに替え、小編成であるけれど大らかです


1.  ultima viagem~i see ya  (u にカンマ付きます、変換できずすいません) 最後の旅の意だそうで。小編成であるがゆえ各々の音がよく聴こえるということも言え、ライブハウスなどの狭いところでも対応可能wというセット。青木さんのベースが素晴らしい、梶原さんのソロも。


2. what a beautiful day  大儀見元パーカッションを加え、アフロで見事なリズム。waになっておどろう、を昇華したようなところもありで気持ち良いですな



3.  真夜中模様  ティンバレスをはじめとしたパーカッションにフェンダーローズが怪しくからむ。アウトロは梶原さんと角松さんのギター競演 


4.  トナカイの涙  クリスマスソングと言ってもいいんだろか?ハッピーストーリーではない


5.  pole town   北海道札幌の街なんですね。地下街でのストーリーのヒトコマを見ているようだ


6.  wrist cutter  内藤哲郎さんの和太鼓と青木さんのベースが、いいグルーヴ


7.  live    「まだやり残したことが山ほどあるんだろう?」・・・これほどずっしりと重いエールを他に知らない



8.  もう一度・・・and then  88年のシングルはこれまでどのアルバムにも収録されていなかった。ここでは田中ミチアキーノ氏のパーカッションをフィーチャーしさらに軽快なアレンジになった。梶原さんの超絶技巧もスバラシ!




先述したように全国ツアーでは、あるときはsoridまたあるときはelasticセットと変幻自在で、我が町にもやって来たことを今でも良く覚えています。入りは芳しくなくとも、待ってましたっ感はすさまじく、どこも熱さは同じなんだと思います。みんながみんな大都市へ遠征できるわけではないですからね。ま、そのへんは収支も考えた上で難しいこともありますわね。




2018年末にして2004年のアルバムをレビューできることに意味はあるし、これが角松さんに伝わってるとありがたい



愛聴盤となることを願って








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