earplay rebirth2 角松敏生

fielder

2020年07月23日 00:01

earplay~rebirth2~   2020年5月作


リメイクベストシリーズの2作目

前作の1が2012年だったからなかなかのロングタームな流れ








角松さん自身の過去の不出来さに対して落とし前を付けると同時に


当時にはなかった、現在のスキルをもってして、過去の作品に「もう一度花を持たせる」というもの


ジャケは、あのエアプレイのパロディ

プロペラからジェット機に変わってて現代に蘇らせた格好だが、どうやら最初あまりにレイアウトが似ていたため

怒られちゃうのもなんなんで、ジェットにしたとか、しないとかw


今回、ライナーは割とあっさり。。とした文字数

いや、最近 読み物化してるからそう感じるだけ(笑)


その代わりと言ってはなんですが角松さんのフェイスブックには思いの丈がギッチリ詰まっております


そんな文面を参照しながら。。。



そうそう、今作は小林信吾氏をコプロデューサーのような立ち位置に迎えまさに和製デヴィッドフォスターなたたずまい


角松さん曰く  過去作品の「ライブリメイクバージョン」のスタジオ録音盤


以下の各曲のコメントは、単なる個人の感想なので(当たり前よねぇ)いちいち目くじら立てないで、ふ~んって読み流してくださいませ



1. I CAN GIVE YOU MY LOVE 本作では1988年発売の12inchリミックスコンピレーション『VOICES FROM THE DAYLIGHT~Gold 12inch Items』収録の「I CAN GIVE YOU MY LOVE」リミックスのオープニングをコラージュしました。 とのこと。ライブでおなじみのこのアレンジを聴くと、あのライブのゾクゾクした感じがよみがえって来ますねぇ


2.Cryin’ All Night   角松さん ジャケットであれだけパロディーしながら、何もしないわけにはいかないだろうということで、本来、こういうことをするのは性に合わないのですが、細密にオリジナルアレンジを精査してカバーする、というめちゃくちゃ面倒くさいことをサービスとしてお付けしました。
フォスター・グレイドンワークスの中から自分の心に残る作品を2曲選んでカバーしました。
その1曲がこちら、アルバム『AIRPLAY』A面2曲目「Cryin' All Night」であります。
この手のアレンジは本邦では80年代、歌謡曲の編曲家が好んで模倣したもので、当時の時代を象徴するのに相応しい楽曲です。
しかし、聴いていると本当にポップな曲ですが、解体、解析すると、実に緻密、複雑、高度な手法で作成された楽曲であることが改めて判明し、「AIRPLAY」はじめ、当時の米国のミュージシャンの先進性、優秀さを改めて感じましたね。
曲の展開、転調は見事であります。また、デイビッド・フォスターのピアノプレイ、8分音符の細かい刻みは名人芸であり、この味を出せる日本の鍵盤奏者の数少ない一人が小林信吾さんその人であります。
こんなふうな雰囲気を出せて、尚且つパワーと正確性を備えて弾ける人はもう本邦にはほとんどいないでしょうね、
信吾さんも宮大工みたいなもんです。
そして、グレイドンの複雑にハーモナイズされたバッキングギターを精緻に解読して再現してくれたのは鈴木英俊君、彼も同世代で洗礼を受けてきたので、それはそれは丁寧な仕事をしてくれまして、細部まで再現してくれました。
また、当時のデイビッド・フォスターのシンセサイザー使いは見事なものでアナログシンセをポップスで使用応用するならかくあるべき、という教科書みたいなところがありまして、その辺のシンセの音作りに関してはもう、森俊之の一人舞台。
私のスタジオには、当時のプロフェットやオーバーハイム、ムーグといった名アナログシンセサイザーの音を忠実に再現したリイシュー版のアナログシンセ、プロフェット6、OB-6、ムーグボイジャーといったここ20年くらいの名器が揃っているので、それを駆使して森博士が(笑)70年代当時のデイビッド・フォスターのシンセの再現を試みまして、これは見事なものでした。
アナログシンセの音作りは私もやりますが、時代の正確な記憶を元に、この辺のことができるのは、もう我々世代くらいしか残っていませんでしょう。まさに、森君は日本のマイケル・ボディカーでしたわ(笑)
僕と信吾さん、森君、鈴木君とで、再現実験室みたいな感じでスタジオで構築したのですが、本当に楽しかったですよ。
ピアノのボイシングはこうだとか、ギターのフレーズはこうだったとか、シンセの音色はこれだったとかね、分かる人にしか分からない、オタクの部活みたいな感じでした(笑)
オリジナルのボーカルは、トミー・ファンダーヴァーグという方で、クッソ高いキンキンの、いわゆるロックボイスでありまして、私なんぞ、とても真似できなく(笑)オリジナルから1音下げたキーでアレンジしました。
その分、オリジナルにはない女性コーラス、小此木、亜季緒コンビがポップさと軽快さを出してくれたので、若干落ち着いた大人の「Cryin' All Night」になりました(笑)


どう歌いこなすのか興味あった、聴いてみると「オタクの部活」もわかる気がするけどもそれ以上のこなれたまとまり感を感じました。改めて本家のエアプレイを聴いてからこちらを聴くとこの本気度がわかると思いますね


3.DISTANCE あらゆる意味で、どっしりとした、それでいて押し付けがましくない“大人のDISTANCE”が出来ました。 という。
       あまり凝ったことせず、ナチュラルでストレートなリメイクなのですね。確かにスッと入って来る。 


4.Take It Away  ワタシとしては、この曲がハイライト ライブアレンジの再来であり、アルバムtouch and goをリアルタイムで聴いていた50代のおじさんにはとっても沁みる曲

この「Take It Away」もオリジナルトラックは、ドラム、バディー・ウィリアムス、ベース、青木智仁、ピアノ、ドン・グロルウィック、ギター・アイラ・シーゲルという、超貴重な面々のリズムトラックに、ジェリー・ヘイホーンズが乗っかるという豪華なもの。
今聴いても、自分の歌以外は完成されていると思う。今でも人気曲でもあるこの曲は、近年でもよくライブで取り上げています。
この打ち込みのグルーヴをフィーチャーしたアレンジは2015年、初めての「お前と俺」ツアー用にアレンジされたものでしたが、その後、そのデーターをベースに生ドラムでライブパフォーマンスに使用したこともありました。
本作はその元となった打ち込みのアレンジをそのまま使用しました。
そこに僕のギターと信吾ちゃんのアコースティックピアノを乗せてヒューマンテイストを加味しました。
さらに本田雅人さんアレンジの、スリリングかつ洒落たホーンセクション。トランペット、エリック宮城、二井田ひとみ、トロンボーン中川英二郎、サックス本田雅人、という4管は現在本邦最高峰。
本家ジェリー・ヘイホーンズに比肩する出来であります。
バックシンガーは、こちらは小此木まりさんと一昨年、昨年とお世話になった吉川恭子さん。
彼女もとある舞台で、その生歌の精度に感心して色々と仕事をお願いするご縁となった方です。
もちろん演技もされる方ですが、やはり小此木さん同様、「歌い手」としての在り方を重要視されている方で、ご自身でもジャズ・ライブなどを独自にやられている方です。
実は小此木、吉川のブレンドは昨年、神戸で初めて実現したのですが(吉沢、小此木、吉川という最強ブレンドでした)レコーディングでもいつか試したいと思っていたので、このセッションは適時でありました。
吉川さんは芯のあるパワフルな声で、低音から高音まで幅広く対応できる職人で、本当に素晴らしい。
歌姫小此木さんとのブレンドも凄く「綺麗」にはまりました。本作では、この曲と「ALL IS VANITY」にてこの二人のセッションが聴けます。
さて、『EARPLAY』とかいってパロディージャケット写真にて、ジェイ・グレイドン役の場所に収まっている割には、今作ではほとんどギターを弾いていない私(笑)。
時間もなく、ギターに勤しんでいる暇がなかったので、鈴木君に重要なとこは全部弾いてもらってますが、いくつかの曲で、これは弾きたい、という曲のみで弾いておりまして、この「Take It Away」は、L側R側とも私が弾いております。
ギター・カッティング、というのはフェンダー系のイメージが強いですが、実はギブソン系のカッティングが隠れた名曲に相当使用されています。
EW&Fの名手、アル・マッケイはギブソン335ですし、ローランド・バチスタもギブソン系だったなぁ〜。
ジェイ・グレイドンも初めてセッションしたときはギブソン335弾いてました。
てことで、この曲では私のレスポール三姉妹、長女と次女が活躍しております。(知る人ぞ知るネタ・笑)
この曲のバッキングイメージはアレンジした時からあって、ライブでご披露していましたが、やっとレコーディングでしっかり記録できましたわ。ライブではやたらと上がる曲です、ライブ、やりたかったですね(しみじみ)


ギターカッティングのチャンネルだけ分離してそれだけでも聴きたいwいや、他のホーンだけとかね。ドラムが打ち込みだからとにかくタイトなリズムが売りですね。パンチあるコーラスもライブで聴きたかったなぁ。
減価償却、がんばってくださいませ

夕方のドライブなんかで聴くとハマる曲なんですよね~






5.Can’t Hide Love   お手本はディオンヌなので女性キーですからキーには悩みましたが、
自分に合うキーを模索して信吾さんに提案したら、
ディアンジェロが角松のやろうとしているキーで歌っているバージョンがあるよ、と言うので、
それを聴けたので大変に参考になりました。
このように「Can't Hide Love」という曲は実に様々なアーティストがカバーしており、
そういうことからも、プロが好む楽曲、と言えるでしょう。
自分のボーカルも男が歌う「Can't Hide Love」の、「いやらしい」感じが出せたと思います。
このバージョンによる「Can't Hide Love」は、デイビッド・フォスターの見事なピアノ、
ジェイ・グレイドンのバッキングプレイなど、歌物のバックとはかくあるべき!という教科書のようなもので、
これをなぞって制作するのは、楽しかったですねぇ。小林、森、ご両人もそして鈴木君も楽しんでやってくれました。
そして、ホーン。オリジナルのジェリー・ヘイホーンズのほぼ完コピを
本田ホーンズ、本田、中川、二井田、エリックの4管が見事に再現してくれています。
キーがキーなので、この高いトップノートのトランペットをここまでパワフルに吹けるのは、
エリック宮城さんならでは、でありましょうや。かっこいいですね。
バックボーカルは、もちろん、小此木、亜季緒ご両人。見事でありました。
ハイFという高い声を、芯のある太さで表現できるのはさすがです。



そういえばdaylight aor collectionというコンピレーションアルバムに角松さんはこの曲入れてましたね





6.CRESCENT AVENTURE 亜季緒さんにもその「上手く歌う本能」を感じたわけです。
ちなみに、まりちゃんは、初めてお会いした一昨年前、スタジオで一回歌っていただいて「一発はいOK」でして、そのような経験は90年代に『VOCALAND』で仕事をした、元“SEAWIND”のボーカル、ポーリン・ウィルソン以来の衝撃でした。
今年の初夏のツアーで、この小此木、亜季緒のツートップコーラスが実現するはずだったのですが、返す返すも残念です。いつかまた、必ず。



声の重なる気持ち良さ、ですねぇ




7.Lost My Heart In The Dark  この曲も、海外のプロデューサーとのコラボをテーマにしたもので、プロデュースは「I CAN GIVE YOU MY LOVE」と同じく、フィリップ・セスさん。
「I CAN GIVE YOU MY LOVE」同様、僕が作ったデモテープのアレンジのイメージをそのままに、何倍もの面白みを加味してくれました。
何より特筆するべきは、ご存知イントロの、プログラミングパーカッション。
1980年にローランドから発売された画期的なリズムマシン、“TR-808”通称、「八百屋」の音を使用したアレンジです。
87年当時、アメリカで“TR-808”の音がいきなり面白がられ、リバイバルヒットを始めた頃でした。
日本のミュージシャンにとっては忘れ去られた「音」だった808の音を使用したアレンジには衝撃を受けました。
日本発の音が、海外で再認識され始めた時期であり面白い現象でしたね。
この時期に、LA BABYFACEやJam & Lewisなどの新進プロデューサーがこぞって808の音を駆使したアレンジでビッグヒットを飛ばしまくったのも有名な話。
日本で発明開発された電子楽器の音が、現在でも手本とされているのは、驚くべきことであり、レジェンドなどという軽い言葉では語り尽くせない、素晴らしいことではないかと思います。
本作でも、そのプログラミングはオリジナルのフィリップのアレンジをそのまま再現しました。
その後に展開するトラックは、プログラミングサウンドをバックに生演奏を乗せる形です。
近年のライブアレンジそのままの再現をスタジオ録音しました。参加ミュージシャンはドラム山本真央樹、ベース山内薫、ギター鈴木英俊、フェンダーローズ森俊之、サックス本田雅人というお馴染みの面々。
バックコーラスは、昨年のツアーで炸裂した奇跡のバックシンガーチーム、吉沢梨絵、小此木まり。
ツアーのためにリハーサルとして行われたレコーディングトラックが記録されていたので、もったいないのでそのまま使用しました。
現在でも角松ファンを自称する方々なら、安心納得のトラックができたのではないかと思っています。




そう、そうこの感じ、打ち込みにバンドを乗せる方式がドンピシャな曲です。こういうハイブリッドなサウンドづくりがワタシは好きですね




8.I Can’t Stop The Night   本作はオリジナルのディティールは残しつつも、生演奏を中心にしつらえたヴァージョンで、オリジナルとは別物としてお楽しみいただきたいと思います。
スクラッチなどは今やっても面白くもなんともないので入れてません(笑)
『GOLD DIGGER』発売当時は、こうした打ち込みサウンドのライブでの表現は不可能でしたが、その後、機器の発達によりステージ上にコンピューターを持ち込むことで可能になりました。
さらに昨今は、プログラミングと生演奏が程よく混在する表現が自在にできるようになり、本作のアレンジなどはその最たるものです。
昨年のツアーで久々にご披露したこのナンバーですが、ご記憶に新しい方もいらっしゃるかと思います。
昨年初夏のライブでのあの熱い盛り上がりを思い出してください。
参加ミュージシャンはまさに、昨年のライブそのまま。山本真央樹のグルービーかつテクニカルなドラム、シンセベースに見事に絡む山内薫のベース、
デジタルな曲想全体にアナログ味を加算してくれるボブ・ジェームスばりの森俊之のフェンダー・ローズ、スリリングな本田雅人のサックスソロ、
バック・シンガーは、昨年の夢のツートップ、吉沢梨絵、小此木まりという布陣。
本当に、早くライブが演りたくなります。皆さんも観たいですか?




このアレンジは、直近のライブで聴いたことがあって特に印象に残っている。シンセとフェンダーローズがとってもクールでかっこいい。ガッシガシ響くドラムもイカスワぁ。コーラスも良き!影のハイライトな曲だな(なんじゃそれw


9.End of The Night   この曲をリメイクしたかった本当の裏事情。実は、オリジナルのこの曲の歌い出しの歌詞が欠けているのです。
よーく聴くとわかりますが、ミックスダウンの際に、ボーカルにかける処理として、ディセッサー、もしくはシビランス・コントローラーという機器を使用します。
これはいわゆる、さ、し、す、せ、そ、た、ち、つ、て、と、などの発音の頭がシ、とか、チ、などという強いノイズに聴こえて聞き苦しい場合、
その頭のわずかな発音にゲートをかける、つまりカットする機械なのですが、かけすぎると、頭が欠けてしまうのです。
で、この曲の頭、“白いカーテンを”の、白いの歌い出しの「し」がよく聴くと欠けていて、「いろいカーテン」に聴こえます。
これは、アメリカ人がミックスをしたため、日本語がわからないので「し」、の発音にゲートがかかりすぎていることに「気づかなかったため」な、わけです。
  

へぇ、オリジナルを聴いてみよっと・・・




10.ALL IS VANITY   思い残しがあるとすれば、テンポでした。


このアルバムでミックスを手掛けた名手ウンベルト・ガティーカ氏。彼は数々の名作を手掛けたグラミーウィナーでありますが、
その彼から「お前歌うまいな」と、言われた事が何より有り難かった。
それまで歌唱力にコンプレックスを抱いていた自分の心に光明が差し、以降、歌う事にやっと喜びを感じられるようになったのです。
現在に至る貴重な出発点だったのがこの『ALL IS VANITY』というアルバムでした。
今回取り上げたそのアルバムのタイトルチューン「ALL IS VANITY」は、敢えてリメイクする作品ではないのですが、前述したテンポの問題を解決したテイクを、いつか記録したい、と思っていたので今回その念願が叶った、というわけです。




2019年ライブで聴いたこの曲、まさにテンポが速くなってました。この効果は劇的で、疾走感とはまた違った良い意味での軽さがあって好感持てました。
確かにオリジナルは、聴いてて「重い」って思ってましたから・・・



実を言いますと本作のこのテイクは、近年、僕のライブで、ほぼパーマネントな活躍をしています、
若き精鋭、ドラムの山本真央樹くんが、まだ22歳のころ“角松さんのバックをやりたいです”というので、じゃ、一度、叩いて見て、と、
うちのスタジオでオーディションしたときのテイクをそのまま使っています。
いきなり、こういう難曲を課題として押し付けるのが私の常でありまして、何故なら結果を残す残さないは別として“どれだけ一生懸命やってくださるか”というのを感じたい、というのが私のモットーでありまして、で、結果はお聴きの通りで、
いきなり、これが叩けてしまったのでOKせざるをえなかったですね(笑)。
その時、ベースを手伝ってくれた山内さんのテイクもその時のまま。
つまりこれ、真央樹のデモオーディションテイクなのです(笑)。
そこへ今回、信吾さんのアコピ、森君のフェンダーローズ、鈴木君のギター、小此木まりちゃんと吉川恭子さんのコーラスを新たにダビングしてブラッシュアップさせたのです。
信吾さんとはまさに思い出の曲でありますしね。彼も“この辺の曲は体に染み込んでいる”と、おっしゃってくださっていました。
タイトル、「ALL IS VANITY」は、まぁ言うなれば「諸行無常」というような意味です。英語でいうとそうなんだ、ホォ〜と思ったものでした。
大学時代に学んだ「東洋思想史」の影響がまだこの頃の作品にも影響していたようですが、この頃色々と悩み事も抱えていて、それを無理矢理払拭しようとジタバタしていた時でもありました。
もがけばもがくほど深みにハマる、誰もが経験するお決まりのパターンになっちゃってた頃で(苦笑)、その時なりの苦悩を表現したかったのでありましょう。
そして30年の時が流れ、娘を持つ身となり、子供を大切に育てながらも自分の老いと向かい合わなければならなくなり、またそんな時期に、こんな世の中になってしまいますと、この曲の持つ本当の意味合い、と、いいますか、当時とはまた違う意味での「心の叫び」に聴こえてくるから不思議です。
リメイクとは過去を振り返ったり、否定することではなく、
音楽に現在(いま)の力を新たに吹き込む所作でもあるのだなぁ、と、本作のこの曲を聴いて思いました。




山本さんのドラミングは納得です。デモテイクの使いまわしかぁ、製作費安く上げたねぇ、、なんて言いません
今を表現しているんですから、、時間は流れるもの、止められませんから。




初回盤のボーナスディスク

東京少年少女の劇場版

1. まだ遅くないよね
2. 大人の定義
3. 恋ワズライ
4. 東京少年少女


個人的にはボーナストラックは、なにか別のが良かった。。。ですね
ま、前作の東京少年少女からの流れってことで。



まとめるつもりもないですけどね、昨今のライブアレンジの記録という意味でも、このアルバムから知った新たなファンがいるとしたらこれをきっかけにオリジナルへ深堀りしていくにも良いね、という意味でも好企画な良いアルバムですね

くりかえし聴けるだけの耐久性があると思います。というか聴きます。。


まぁ、もっとも前事務所にあるマスターテープの権利と実物をもってしてボーカルリテイク、リマスターを早く実現してもらいたいです


さて、rebirth3が先か? マスターを手に入れるのが先か?

ニワトリか、卵か問題だな



オリジナルアルバム製作のリスクがまだ避けられない今、いろんな企画でやってくしかないんだろうか?


パッケージ売れず、ライブできず、配信もビジネスとして始まったばかり。



それでも音楽、歌は必要とされるのですから。。



2012/03/24
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愛聴盤となることを願って























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