角松敏生 NO TURNS LIVE@NHKホール2009

fielder

2009年11月12日 04:00

20091107 角松さん ついにNHKホールを満員御礼に。。



アルバム 「NO TURNS」発売から半年あまり。角松さん、土日のライヴ会場を押さえ、アーチストのスケジュールを調整しながらこぎつけたこのツアー、一抹の不安をぼくは抱えていた。お客さんは、入るのか?、紙飛行機は、飛ぶのか?自分の足の具合は長時間持つのか?そもそも、ぼくは東京へ行けるのか?
連日の夜間勤務で、へばっていたがこの日のためにがんばってきたようなもの。
この時期にしては暖かな日和、雨の心配もない。東海地区の田舎者が、東京渋谷に向かうこと自体、角松さんのライヴがなかったら全くご縁がなかったろう。

土曜の午後、新幹線で品川駅で降りたぼくは山手線で宿をとってある五反田へ

五反田駅にて

ちょっぴりドレスコードらしき?ものがあるらしいのでネクタイにジャケット姿で渋谷へ
ハチ公横は、あの有名なスクランブル交差点

信号が青に変わるとドッっと人波が押し寄せてきて飲み込まれそうになり、まずこれに圧倒されてしまった。一度に何千人が渡るんだろう。そしてみんなどこへ向かうのか?
センター街を抜けNHKまでやってきました。テレビで見慣れたNHKのマーク。枯葉が落ちはじめた歩道を一歩一歩ホールへむかう間にここまでがんばってきたことにちょっぴりうるうるしてしまった。なんてナルシストなヤツ。
もう開場している時間だが、かなり遠くから行列が。何重かに蛇行していてかなりの列。名古屋のN村氏を行列に見つけてうれしくなった。やっと、入り口 小さく表示は「SOLD OUT」 やっぱ、完売か、よかった! 3000人が一度にここへ集まることのすばらしさ、角松さんのパワーだな。

さあ、はじまるゾ



入場後、ロビーは、すでにお客さんでごった返し。限定グッズを求める長蛇の列、こりゃ時間切れだね。
並ぶのやめた。
2階席 中央5列目くらいか。
BGMは、ベリンダカーライル、ボストン、ヒューイルイス&ニュース、ティアーズフォーフィアーズ、トトなど。
3階席まで、びっしりだ~~。3分程押して開演。あのオーヴァーチュアが聞えてきた。
背景のグラフィックスもイカしてるな。
もちろんアルバム 「NO TURNS」 からの曲がメインながら、ナツカシの「BEACH’S WIDOW」「LET ME SAY」をメドレーで。 おっと、その前に なみこさんとのデュエット 「鏡の中の二人」
なみこさん、声にパンチあるし、色気もある、この曲、キャッチーで、ハモリが気持ちいいんで最近のお気に入りです。ま、この方、いろんなジャンルに柔軟に歌える可能性を見た。
もうじき、アルバム 「Desert Butterfly」も角松さんプロデュースで発売されるので、こちらも楽しみだね。

「君をこえる日」の熱唱ぶり、「TOKYO TOWER」 & 「PANSY」の、どファンク2曲が、ヤミツキになってるし、後半はだんだんカタさもとれてますますグルーヴィーに。「I MUST~~~」「GALAXY GIRL」「THIS IS MY TRUTH」「ALL IS VANITY」「GIRL IN THE BOX」と続く流れは、もう、ついてきてよかったよ、角松さん!てなもんです。 あちこちで動き回る、ビデオカメラをチラチラ意識しつつ楽しんだ。
無事に、紙飛行機も飛んだ。(パイプオルガンに入るな~って祈った)

モアアンコールの「夜の蝉」は、この曲が出来るエピソードが、7年土の中にいて、ようやく羽化で、鳴き、飛び回ってわずか1週間で、命尽きる蝉の一生をどう、とらえるか?
角松さんが車で、夜、青山通りを走っていたときに聴こえた夜の蝉。 
物事は、「取り様」だと。
もし、角松さんが、あのとき凍結したまま、だったら?
もし、バブルの頃にテレビに出て「しるし」を残していたら今があっただろうか?

それを考えたとき、もし角松さんがあのとき歌うことを辞めてたら、今のぼくは、あっただろうか?

いろいろ、考えさせられた1曲になったことにちがいない。

この9人のバンドのメンバーとは今後も何らかの形で関わっていくことになるでしょうと。
江口さんのスネアの抜けの良さが光ってた。松原さんの低くうごめくベースに、う~~んと腕組みしながら何度見入っていたことか!「ALL IS VANITY」のベースは、すごかった!
今さん、曲ごとに何本ギターを変えたんだろう。少なくとも5本、いや、7本はあったか。スティールもあったからね。梶原さんとのギターのユニゾンにしびれまくった。
信吾さんの、オネエ歩きがキモいものの(失礼)絶対の信頼は小林氏。浜あゆちゃんやみゆきさんが、もうすこし自由にさせてくれたら、なんてね。
森さんのうねるうねるシンセベース、ハモンドやムーグ系の音には欠かせない人、肩が、ぐぅ~んっと、あがってこちらもリズムをとっていたことが何度もあったからね。小林氏との連携もばっちりだ。
田中さん、アフロアメリカンなスパイスや、ここぞ!のきらめきなど欠かせないです。バックグラウンドの千秋さんとなみこさん、コーラスに厚み、沖縄チームの今後も期待してます。

終演後の、バックステージは、関係者でいっぱい。あまり話せなかったものの、覚えてくれていたようで、それがなにより。「来週は、名古屋で、もろもろのしばりないんで、また、よろしくお願いします」みたいな話を角松さんにしたような・・・。 映像関係の人が、そばで「画が、つながらないんで、さっき立ってた人、もう一回立ってください、って言った人はカドマツさんが初めてだ~~ 笑」なんて会話も。
このライブの収録を、編集監督するのは、誰あろう、角松さんなんです。
林家三平ばりのあのポーズが、忘れられない。笑(ドーモスイマセン)

渋谷にあるとあるそばやで、ざると、ビールで乾杯。

記録に残る、そして記憶に残ったすばらしい一日だった。
このライヴ、 DVD化されるのを心待ちにしておりますよ。

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翌日、日曜の予定は全く立てていなかった。ま、渋谷か新宿あたりをぶらぶら散策しようかなどと考えていた。昨夜の余韻に浸りたい、渋谷をいろいろ見て回りたいそんな風に思っていた。
渋谷TSUTAYAを見学。どうしてもお客目線じゃなく業界人目線で見てしまってなんだか悲しい。

モンベル渋谷へ

仕事用に、小さなバッグを買いました。





今年も、東京行きが、叶った。ありがたいことです。

さて、お次は、翌週11月14日 愛知県芸術劇場でLIVEです。ツアーものこり2本です。
収録のしばりは、ないからはじけちゃってください。 


角松さんの言うとおり。 続けてれば、なにか、「しるし」「足跡」が、残せるからね。

あ、おまけ
角松さん MCで、言ってたのが、これ! の〇ピー もう二度と・・・・。影ながら応援しています。






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