青い水から

20100914
待つ時間　9月14日朝8時　ぼくは、そこにいた

下道と高速で2時間半　待ち合わせの時間には充分間に合っている
朝8時でもう暑い。エアコンが効いている車から出たくはない。
出勤前に立ち寄るサラリーマン、ＯＬ、学生や現場のおっちゃんらが
入れ替わり立ち替わりコンビニへ。片隅に車を置かせてもらう。　

前は、バス停　行列が出来てはバスが滑り込みぞくぞくと乗りこんでいく。
コンビニもバス停も、ひとしきり混雑がなくなってひっそりとしている。ピークは去ったか。
蝉は元気に1週間の生命を謳歌している。

メール受信。　公園前に来てほしいと表示。浮かれ気分で向かう。
無事に友人と再会　車に乗り込む。わずか30分、たった30分　いっぱい話したいことがあったが
もう、ほとんどなにも言えずすでに目的地の大きな駅は目の前に。
ドアが閉まる。笑顔で見送られた。　見送らなきゃならないのに。
角を曲がったところで車を止める。顔を覆って泣きじゃくった。
クラクションが後ろで鳴っている。それでも、今から顔も見えない人とお話するのかい？
楽しければそれでいいのかい？居場所は本当にそこでいいのかい？
そんな２５％で君はいいのかい？

峠を越えているときに電話が鳴った。格好つけて運転中だからと、電話を切った。
向こうからかかってくることはほとんどないのに。
救ってあげたいと本心で思っていた。しかし、本当のところに気づかない。
それじゃだめだ。そんなんじゃ、先は見えてる。ぼくには時間がないんだ。
早く気付かせてあげなきゃとあせるばかりで誤解が誤解を生む。
ひとりよがりに見えるだろうか。とにかく救ってあげたいと思った。
強引にでも・・。なぜ、そんなに背負わなきゃならないんだい？

待つ時間　期待が大きかった分、この辛さは一体？やりきれない想い。
すべて等しく時間は過ぎ去っていく。
角松敏生　「せめて無事な夜を」　Ｃに捧げます