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2024年01月28日

bobby caldwell ホエア イズ ラブ where is love

bobby caldwell ホエア イズ ラブ where is love






2024 01 28

もう早いものでボビーが亡くなってからもうすぐ1年


通算7作目のこのアルバムを取り上げます

このオリジナルの前にベスト盤が出ていますが、それはのちほど^^

where is love 93年発売

ワンス アポン ア タイム ・・・ とてもドリーミーなバラード 途中のアコースティックギターはとてもノスタルジックでいい味

ネヴァー テイク ア チャンス ・・・ ミディアムスローなこれぞボビー節ともいえる盛り上がり方はそうそうこれこれ、と唸るね、シカゴっぽくもある
ラヴ ライト ・・・ シンセの音色、ホーンシンセのアレンジ、サックスのメロディどこを取ってもボビー 佳曲

キャリー アン ・・・ レゲエのリズムに乗せて歌う内容は対訳を読めば、かなりアヤシイおっさんの歌だとわかってあれ?ちょっとな^^

ワン ラヴ ・・・ アルバム中、ワタシのお気に入り ハイライトだと思う。アレンジがすばらしい。コーラスが素晴らしい。切々と女性への愛を歌う
ホエア イズ ラヴ ・・・ ラテンの香りがしつつ、占い師に翻弄される男の気持ちを歌ってる

トライング タイムズ ・・・ 物事を乗り越えられるのは君のおかげさ、この辛いときに。。と歌う

リナ ・・・ ティンバレスやパーカッションの音色がとても心地よく耳に残る、ギターも落ち着いていて曲調にぴったり。リナへの愛

アイ ゲット ア キック アウト オブ ユー ・・・ スタンダードのカバー ボビーの歌唱法からすると必然と言える。すんなりハマってる。ジャズやスタンダードな曲が増えてきた頃
ドント ウォーリー バウト ミー ・・・ こちらもスタンダード カバー ビッグバンドを従えて。 こういうのもたまには、、良いかもね


愛聴盤となることを願って




  


Posted by fielder at 11:00Comments(0)musicbobby caldwell

2024年01月07日

角松敏生 Close out 2023 & Ring in The New Season 神戸 雑感

年末恒例 角松さんの神戸ライブ 雑感を少々

202312/28 18:00開演(ちょい押し) 20:40終演


ファンクラブに加入しているものの諸事情によりチケットの申し込みに踏ん切りつかずずっと迷っていた

しかし、モヤモヤを残したまま年は越せないなと思いぴあで取ったというぎりぎり感










四日市からアーバンライナー デラックス





難波から同じホームから出る阪神線で三宮まで

今回の便は乗り継ぎ時間が長かった






東京の2公演と違ってダンサー、スペシャルはなしとのことだったので

ピュアな構成で。

ホーンは本田さんが定位置に着きキーボードの森さんが座る

途中より新進気鋭のキーボーディスト 中川就登さん名古屋から駆け付け登場で森さんとダブル

do you wanna dance
take it away
after hours オープニングの三曲の流れは良かったですね

dreamin` walkin` 始めでイヤモニコードがもつれたようでバックボーカル 小此木さんと亜季緒さんスタッフさんに助けられ
歌い出しにギリで間に合ったというハプニングありつつも

MCでは、 sax 渡邊さんの執事は山内さんかっ、ってネタ
角松さんが外食するところで話しかけられるオバチャンはたぶん年下ってネタ

annaさんのアルバムが復刻ということで もどり道

i`m gonna dance to break out of loneliness duet with 亜季緒 は、やはり名曲だと再確認


sky high 神戸空港は何の制限もなく大飛行だった

ワタシは3階の後ろから2列目のセンターとあって色とりどりの紙飛行機を眺めた

とても見下ろし感あって怖いくらいだったが音響は悪くなく高音、低音、ボーカルとも良かった

多少、低音が多めだったかもしれないが、ま、これは歳のせいってことにしておこう^^


アンコール含め予定通り20:40終了

来てよかった、終演後  神戸の夜にモヤモヤが吹き飛んだ気がした


それゆえ、もう終わった感が際立った


終演後の寒空がまたもや一番さみしい








神戸の夜食は、2022年に次いで今年2023年も丸亀製麺







終わった、さみしいと口にしながら、ペロリと出汁一滴残さず平らげた









この先 2024年はどんな難局が待ち受けているんだろう


新たなモヤモヤを抱えて生きていくんだろうな








また神戸(はたまた東京)にはぜひ足を運んでみたいと思っている










MCで言っていたが


ソニーとの契約が更新され2024年 アルバムを出すとのこと(うわさによればテーマはシティポップ)



anyway みなさん 体だけは気を付けて








アマゾンの商品リンク サービス 終わってる~ これは不便


【Amazon.co.jp限定】Inherit The Life II (メガジャケ付)

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毎度恒例  どうでもいい翌日の神戸ブラブラは 別の投稿にて~~^^




  


Posted by fielder at 18:01Comments(2)musicJ-POP2023live

2023年05月14日

bobby caldwell ソリッド グラウンド solid ground

91年 作

アルバム ハートオブマインが大ヒットしたあとのアルバムということで大充実の一枚








don't lead me on 三連符でもうメロウな世界にどっぷりはまりますね

stuck on you  のちのアルバムでも多くなっていくジャズ

cry オリエンタルな感じをたたえながら切なさを醸すミディアムナンバー

janet キャッチー。シンセの音づかいがボビーならでは。声を重ねるととっても良い雰囲気

without your love アルバムのハイライト、お気に入りです saxはデイブコズ、リチャードエリオットがクレジットされてる。メロウです

back to you マリリンスコットとのデュエット 極上なAORです。歌い方声質がボビーととてもうまく合ってます。


トワイライトタイムに聴きたい一枚です




愛聴盤となることを願って


正規の盤があまぞんにないので、ベスト盤貼っておきますね



 




  


Posted by fielder at 11:06Comments(0)musicAORbobby caldwell

2023年04月01日

bobby caldwell ハート オブ マイン heart of mine

88年 作

代表作と言って良い 大ヒットアルバム






この記事書いてる2023年現在からさかのぼること35年前

田舎のショップにいたワタシ 深夜のテレビからパーラメントのCMが流れてておしゃれでロマンティックだなと思ってた

画面の隅にクレジット入っていたっけ ボビーコールドウェル

で、店にサンプル盤が届いた、もう迷わず店頭で流しまくってた

自腹でももちろん買いましたさ

後追いで、1st, 2nd,  もね。


ボズのハートオブマインが聴きたくて アザーロード も買いましたね


で、ハートオブマイン

もう、どの曲も素晴らしくってね


オープニング タイトル曲 heart of mine でもうノックアウト

real thing 前4作より増して洗練されたサウンドです、キーボードの音色とかsaxの入れ方、コーラスなども含めて。ドリーミー。切ないオトコ心を歌ってます


next time i fall  ピーターセテラに提供して大ヒット セルフカバーのボビーヴァージョンも負けてないですね

all or nothing at all 打ち込みなんだけど全然うすっぺらじゃなくってとてもきらびやかでポップ 「ほしいのは君のすべて、でなければ何もいらない。」 あぁ、切ない

saying it's over  スローで浮遊感ある。 この曲も別れた彼女のことを歌ってますね

in the name of love  一転してポップ。 春のような軽やかさ

even now  このキーボードの音色でボビーコールドウェルの世界に引きこまれてしまう

first time  こちらも軽やかなキーボードが心地良い

stay with me  日本映画 竹取物語の主題歌 ピーターセテラが歌ったがこちらもセルフカバー 甲乙つけがたい良さ

china  東洋の国を言っているようで女性に例えているのかな?


トータルで聴いて、AORの切なさ、ロマンティックな(勝手な想像をふくらませた)イメージがたっぷり

ま、どちらかと言えば、トワイライトから夜にかけてのドライブなんかに最適




愛聴盤となることを願って


  








  


Posted by fielder at 22:42Comments(0)musicAORbobby caldwell

2023年03月30日

bobby caldwell オーガストムーン august moon

AUGUST MOON

1983年 作 日本だけで発売された(初めて知った) 4thアルバム

ソフトロック色が強まったかな







TOTOっぽいシンセ使いの曲やレゲエのリズムの曲などもあってビートが効いてる


なんといってもボビーのロマンティックなミディアムからバラードが好きだからその物差しでいけば


う~ん、な感じもしないではない


sherry


never loved before  あたりは、好きですね


once you give in のトロピカルな感じも良いですね



愛聴盤となることを願って










  


Posted by fielder at 10:32Comments(0)musicAORアルバムbobby caldwell

2023年03月21日

bobby caldwell シーサイドセンチメンタル carry on

1982年 作

3rd アルバム






all of my love・・・なんてメロウ これがAORのお手本、基本形とでも申しましょうか
  
            ピアノのメロディ、ストリングスシンセが美しい

sunny hills・・・ 口笛風なシンセが印象的

loving you・・・センチメンタルそしてメロウ。 ホーンアレンジが秀逸

words・・・間奏のホーンが小粋で佳き

jamaica・・・totoのアフリカ  bobbyのジャマイカ どうしてこんなシンプルなビートに魅かれてしまうのか



愛聴盤となることを願って






  


Posted by fielder at 15:46Comments(0)musicAORbobby caldwell

2023年03月18日

bobby caldwell ロマンティックキャット cat in the hat

1980年 リリース

ボビーコールドウェル セカンドアルバム






ハートオブマインのヒットで興味を持ったボビーコールドウェル

これは後追いで買った90年のCD


ピアノ、エレピのフレーズがなんとも印象深い

coming down from love   アルバム中、この曲が一番のハイライト



ソフトロックというかポップな曲調が興味深いが

勝手なイメージでは、夕暮れやバラードが似合う

you promised me


トロピカルな風味が心地良い


愛聴盤となることを願って








  


Posted by fielder at 10:41Comments(0)musicAORアルバムbobby caldwell

2023年03月16日

bobby caldwell イヴニングスキャンダル

2023年 3/15 ボビーコールドウェル  亡くなった







こんなかたちでアルバム紹介することになろうとは。。。


思い返せば

88年 ハートオブマインがヒットし出したころ

たばこ パーラメントのCMが深夜に流れててなんともロマンティックな曲に魅かれた

そして、1stアルバムから後追いで買い出した

名曲の宝庫だったな

家で車中で、いろんなシチュエーションで聴きまくった

当然、マイフェイバリットを集めた曲たちをCDに焼いたりもした


名古屋のライブに一度だけ(今にして思えばもっと見ておきたかった)見に聴きに行ったっけ


AORという日本独特のムーブメントを作ったボビーさんを称えます


これからもことあるごとに聴いていくと思います



special to me
my flame
love won't wait
can't say goodbye
come to me
waht you won't do for love
kalimba song(inst.
take me back to then
down for the third time











  


Posted by fielder at 11:08Comments(0)musicAORアルバムbobby caldwell

2023年01月03日

角松敏生ライブ20221228神戸国際会館

とんとご無沙汰しております

生きていますw


ツイやインスタばかりやってるともうブログがおっくうになってしまいますね


さて、コロナまん延が多少落ち着いてきたとは言え、まだそこにある感はしっかりあって怖いですねぇ


そんな中でも 角松さんの年末ライブ 神戸のチケット抽選にダメモトで応募したら当選

いろんなハードルあったけどなんとか乗り越え

2018年の神戸以来の年末ライブとなったのです




紙飛行機は主催者配布の用紙を使い、持ち込みダメ

さらに落ちたものは拾わないってことで

自宅で折り紙の練習したりしてw






で、近鉄特急 ひのとり 乗って大阪難波経由で神戸三宮に降り立ったのです






2022年8月発売 inherit the life  みなさんどんな感想なのかな?

8年ぶりのオリジナルアルバムで、これが最後になるだろう、ってことで、レビューは別の記事に書くとして
何度も聴いてきて、だいぶ、自分の中で「こなれて」きました

この神戸ライブの前に東京 中野サンプラザがあったのですが、そのセットリストを踏襲してるようですね

この日、売れっ子 サックス奏者 本田さん午前に某スクエアのリハあったそうでギリギリ間に合うか微妙とのことだったのですが

会館入りが17:30 (ちなみに開演18:00) だったとのこと

何事もなく間一髪でしたねぇ


そんな万一のために、一番弟子 渡邊瑠菜さんを用意してた。本田さん間に合ったおかげでサックスがスペシャル感(還暦で赤いしw

中野サンプラザで歌われた曲のランキング形式で順に歌われたんですが

バックボーカルは 亜季緒さんと、神戸は上森真琴さん そして 小此木麻里さんが参加

ワタシの個人的song of the year2022 は、 i'm gonna dance to break out of loneliness

この曲を歌ってくれたのは良かった


ほかにも after 5 crash 初恋 tokyo towerもアレンジが変えられて新鮮でした


アンコールの go&see my love この曲も好きだなぁ

CDではデュエット北川理恵さんですが、上森真琴さんが歌いましたね。


MCのネタ 考えてなかったようで今後の予定全部まとめて言ってしまって、立ちすくんでしゃがみこんでましたね(笑)

アロージャズ、bic独演会(株主総会 、 春にinherit the life(ファイナル?バージョン発売 (なんだ最後じゃないのか、って突っ込みw

初夏のライブツアー 、そしてmiladの本番、年末はまた東京 (中野の代わりはどこだろ?)と神戸ライブと大忙し

誰かが言ってましたが、ちょっと詰め込み過ぎかもしれませんね


これらを全部自分で仕切ってやってこうってことで

後悔したくなくって今のうちに。。。って気持ちもわからんではないんですけどね


こちらとしては体壊さないように見守るしかないんですけどね



終演後 外の景色  寒いなかホテル帰るときが一番さみしい





座席は後方左寄りでした


各楽器、声もクリア バランス良かったですよ








丸亀でうどん食って、コンビニでやっすいビールとつまみ買ってひとり余韻に浸りました


いろんなハードルは立ちはだかったままのワタシ 次、角松さんのライブを見る聴くのはいつなんだろうか。。。。


MCで言ってましたね

「ま、元気出していきましょう、いろいろあるけどね。」








  


Posted by fielder at 16:15Comments(2)musicJ-POP2022live

2020年07月23日

earplay rebirth2 角松敏生

earplay~rebirth2~   2020年5月作


リメイクベストシリーズの2作目

前作の1が2012年だったからなかなかのロングタームな流れ








角松さん自身の過去の不出来さに対して落とし前を付けると同時に


当時にはなかった、現在のスキルをもってして、過去の作品に「もう一度花を持たせる」というもの


ジャケは、あのエアプレイのパロディ

プロペラからジェット機に変わってて現代に蘇らせた格好だが、どうやら最初あまりにレイアウトが似ていたため

怒られちゃうのもなんなんで、ジェットにしたとか、しないとかw


今回、ライナーは割とあっさり。。とした文字数

いや、最近 読み物化してるからそう感じるだけ(笑)


その代わりと言ってはなんですが角松さんのフェイスブックには思いの丈がギッチリ詰まっております


そんな文面を参照しながら。。。



そうそう、今作は小林信吾氏をコプロデューサーのような立ち位置に迎えまさに和製デヴィッドフォスターなたたずまい


角松さん曰く  過去作品の「ライブリメイクバージョン」のスタジオ録音盤


以下の各曲のコメントは、単なる個人の感想なので(当たり前よねぇ)いちいち目くじら立てないで、ふ~んって読み流してくださいませ



1. I CAN GIVE YOU MY LOVE 本作では1988年発売の12inchリミックスコンピレーション『VOICES FROM THE DAYLIGHT~Gold 12inch Items』収録の「I CAN GIVE YOU MY LOVE」リミックスのオープニングをコラージュしました。 とのこと。ライブでおなじみのこのアレンジを聴くと、あのライブのゾクゾクした感じがよみがえって来ますねぇ


2.Cryin’ All Night   角松さん ジャケットであれだけパロディーしながら、何もしないわけにはいかないだろうということで、本来、こういうことをするのは性に合わないのですが、細密にオリジナルアレンジを精査してカバーする、というめちゃくちゃ面倒くさいことをサービスとしてお付けしました。
フォスター・グレイドンワークスの中から自分の心に残る作品を2曲選んでカバーしました。
その1曲がこちら、アルバム『AIRPLAY』A面2曲目「Cryin' All Night」であります。
この手のアレンジは本邦では80年代、歌謡曲の編曲家が好んで模倣したもので、当時の時代を象徴するのに相応しい楽曲です。
しかし、聴いていると本当にポップな曲ですが、解体、解析すると、実に緻密、複雑、高度な手法で作成された楽曲であることが改めて判明し、「AIRPLAY」はじめ、当時の米国のミュージシャンの先進性、優秀さを改めて感じましたね。
曲の展開、転調は見事であります。また、デイビッド・フォスターのピアノプレイ、8分音符の細かい刻みは名人芸であり、この味を出せる日本の鍵盤奏者の数少ない一人が小林信吾さんその人であります。
こんなふうな雰囲気を出せて、尚且つパワーと正確性を備えて弾ける人はもう本邦にはほとんどいないでしょうね、
信吾さんも宮大工みたいなもんです。
そして、グレイドンの複雑にハーモナイズされたバッキングギターを精緻に解読して再現してくれたのは鈴木英俊君、彼も同世代で洗礼を受けてきたので、それはそれは丁寧な仕事をしてくれまして、細部まで再現してくれました。
また、当時のデイビッド・フォスターのシンセサイザー使いは見事なものでアナログシンセをポップスで使用応用するならかくあるべき、という教科書みたいなところがありまして、その辺のシンセの音作りに関してはもう、森俊之の一人舞台。
私のスタジオには、当時のプロフェットやオーバーハイム、ムーグといった名アナログシンセサイザーの音を忠実に再現したリイシュー版のアナログシンセ、プロフェット6、OB-6、ムーグボイジャーといったここ20年くらいの名器が揃っているので、それを駆使して森博士が(笑)70年代当時のデイビッド・フォスターのシンセの再現を試みまして、これは見事なものでした。
アナログシンセの音作りは私もやりますが、時代の正確な記憶を元に、この辺のことができるのは、もう我々世代くらいしか残っていませんでしょう。まさに、森君は日本のマイケル・ボディカーでしたわ(笑)
僕と信吾さん、森君、鈴木君とで、再現実験室みたいな感じでスタジオで構築したのですが、本当に楽しかったですよ。
ピアノのボイシングはこうだとか、ギターのフレーズはこうだったとか、シンセの音色はこれだったとかね、分かる人にしか分からない、オタクの部活みたいな感じでした(笑)
オリジナルのボーカルは、トミー・ファンダーヴァーグという方で、クッソ高いキンキンの、いわゆるロックボイスでありまして、私なんぞ、とても真似できなく(笑)オリジナルから1音下げたキーでアレンジしました。
その分、オリジナルにはない女性コーラス、小此木、亜季緒コンビがポップさと軽快さを出してくれたので、若干落ち着いた大人の「Cryin' All Night」になりました(笑)


どう歌いこなすのか興味あった、聴いてみると「オタクの部活」もわかる気がするけどもそれ以上のこなれたまとまり感を感じました。改めて本家のエアプレイを聴いてからこちらを聴くとこの本気度がわかると思いますね


3.DISTANCE あらゆる意味で、どっしりとした、それでいて押し付けがましくない“大人のDISTANCE”が出来ました。 という。
       あまり凝ったことせず、ナチュラルでストレートなリメイクなのですね。確かにスッと入って来る。 


4.Take It Away  ワタシとしては、この曲がハイライト ライブアレンジの再来であり、アルバムtouch and goをリアルタイムで聴いていた50代のおじさんにはとっても沁みる曲

この「Take It Away」もオリジナルトラックは、ドラム、バディー・ウィリアムス、ベース、青木智仁、ピアノ、ドン・グロルウィック、ギター・アイラ・シーゲルという、超貴重な面々のリズムトラックに、ジェリー・ヘイホーンズが乗っかるという豪華なもの。
今聴いても、自分の歌以外は完成されていると思う。今でも人気曲でもあるこの曲は、近年でもよくライブで取り上げています。
この打ち込みのグルーヴをフィーチャーしたアレンジは2015年、初めての「お前と俺」ツアー用にアレンジされたものでしたが、その後、そのデーターをベースに生ドラムでライブパフォーマンスに使用したこともありました。
本作はその元となった打ち込みのアレンジをそのまま使用しました。
そこに僕のギターと信吾ちゃんのアコースティックピアノを乗せてヒューマンテイストを加味しました。
さらに本田雅人さんアレンジの、スリリングかつ洒落たホーンセクション。トランペット、エリック宮城、二井田ひとみ、トロンボーン中川英二郎、サックス本田雅人、という4管は現在本邦最高峰。
本家ジェリー・ヘイホーンズに比肩する出来であります。
バックシンガーは、こちらは小此木まりさんと一昨年、昨年とお世話になった吉川恭子さん。
彼女もとある舞台で、その生歌の精度に感心して色々と仕事をお願いするご縁となった方です。
もちろん演技もされる方ですが、やはり小此木さん同様、「歌い手」としての在り方を重要視されている方で、ご自身でもジャズ・ライブなどを独自にやられている方です。
実は小此木、吉川のブレンドは昨年、神戸で初めて実現したのですが(吉沢、小此木、吉川という最強ブレンドでした)レコーディングでもいつか試したいと思っていたので、このセッションは適時でありました。
吉川さんは芯のあるパワフルな声で、低音から高音まで幅広く対応できる職人で、本当に素晴らしい。
歌姫小此木さんとのブレンドも凄く「綺麗」にはまりました。本作では、この曲と「ALL IS VANITY」にてこの二人のセッションが聴けます。
さて、『EARPLAY』とかいってパロディージャケット写真にて、ジェイ・グレイドン役の場所に収まっている割には、今作ではほとんどギターを弾いていない私(笑)。
時間もなく、ギターに勤しんでいる暇がなかったので、鈴木君に重要なとこは全部弾いてもらってますが、いくつかの曲で、これは弾きたい、という曲のみで弾いておりまして、この「Take It Away」は、L側R側とも私が弾いております。
ギター・カッティング、というのはフェンダー系のイメージが強いですが、実はギブソン系のカッティングが隠れた名曲に相当使用されています。
EW&Fの名手、アル・マッケイはギブソン335ですし、ローランド・バチスタもギブソン系だったなぁ〜。
ジェイ・グレイドンも初めてセッションしたときはギブソン335弾いてました。
てことで、この曲では私のレスポール三姉妹、長女と次女が活躍しております。(知る人ぞ知るネタ・笑)
この曲のバッキングイメージはアレンジした時からあって、ライブでご披露していましたが、やっとレコーディングでしっかり記録できましたわ。ライブではやたらと上がる曲です、ライブ、やりたかったですね(しみじみ)


ギターカッティングのチャンネルだけ分離してそれだけでも聴きたいwいや、他のホーンだけとかね。ドラムが打ち込みだからとにかくタイトなリズムが売りですね。パンチあるコーラスもライブで聴きたかったなぁ。
減価償却、がんばってくださいませ

夕方のドライブなんかで聴くとハマる曲なんですよね~






5.Can’t Hide Love   お手本はディオンヌなので女性キーですからキーには悩みましたが、
自分に合うキーを模索して信吾さんに提案したら、
ディアンジェロが角松のやろうとしているキーで歌っているバージョンがあるよ、と言うので、
それを聴けたので大変に参考になりました。
このように「Can't Hide Love」という曲は実に様々なアーティストがカバーしており、
そういうことからも、プロが好む楽曲、と言えるでしょう。
自分のボーカルも男が歌う「Can't Hide Love」の、「いやらしい」感じが出せたと思います。
このバージョンによる「Can't Hide Love」は、デイビッド・フォスターの見事なピアノ、
ジェイ・グレイドンのバッキングプレイなど、歌物のバックとはかくあるべき!という教科書のようなもので、
これをなぞって制作するのは、楽しかったですねぇ。小林、森、ご両人もそして鈴木君も楽しんでやってくれました。
そして、ホーン。オリジナルのジェリー・ヘイホーンズのほぼ完コピを
本田ホーンズ、本田、中川、二井田、エリックの4管が見事に再現してくれています。
キーがキーなので、この高いトップノートのトランペットをここまでパワフルに吹けるのは、
エリック宮城さんならでは、でありましょうや。かっこいいですね。
バックボーカルは、もちろん、小此木、亜季緒ご両人。見事でありました。
ハイFという高い声を、芯のある太さで表現できるのはさすがです。



そういえばdaylight aor collectionというコンピレーションアルバムに角松さんはこの曲入れてましたね





6.CRESCENT AVENTURE 亜季緒さんにもその「上手く歌う本能」を感じたわけです。
ちなみに、まりちゃんは、初めてお会いした一昨年前、スタジオで一回歌っていただいて「一発はいOK」でして、そのような経験は90年代に『VOCALAND』で仕事をした、元“SEAWIND”のボーカル、ポーリン・ウィルソン以来の衝撃でした。
今年の初夏のツアーで、この小此木、亜季緒のツートップコーラスが実現するはずだったのですが、返す返すも残念です。いつかまた、必ず。



声の重なる気持ち良さ、ですねぇ




7.Lost My Heart In The Dark  この曲も、海外のプロデューサーとのコラボをテーマにしたもので、プロデュースは「I CAN GIVE YOU MY LOVE」と同じく、フィリップ・セスさん。
「I CAN GIVE YOU MY LOVE」同様、僕が作ったデモテープのアレンジのイメージをそのままに、何倍もの面白みを加味してくれました。
何より特筆するべきは、ご存知イントロの、プログラミングパーカッション。
1980年にローランドから発売された画期的なリズムマシン、“TR-808”通称、「八百屋」の音を使用したアレンジです。
87年当時、アメリカで“TR-808”の音がいきなり面白がられ、リバイバルヒットを始めた頃でした。
日本のミュージシャンにとっては忘れ去られた「音」だった808の音を使用したアレンジには衝撃を受けました。
日本発の音が、海外で再認識され始めた時期であり面白い現象でしたね。
この時期に、LA BABYFACEやJam & Lewisなどの新進プロデューサーがこぞって808の音を駆使したアレンジでビッグヒットを飛ばしまくったのも有名な話。
日本で発明開発された電子楽器の音が、現在でも手本とされているのは、驚くべきことであり、レジェンドなどという軽い言葉では語り尽くせない、素晴らしいことではないかと思います。
本作でも、そのプログラミングはオリジナルのフィリップのアレンジをそのまま再現しました。
その後に展開するトラックは、プログラミングサウンドをバックに生演奏を乗せる形です。
近年のライブアレンジそのままの再現をスタジオ録音しました。参加ミュージシャンはドラム山本真央樹、ベース山内薫、ギター鈴木英俊、フェンダーローズ森俊之、サックス本田雅人というお馴染みの面々。
バックコーラスは、昨年のツアーで炸裂した奇跡のバックシンガーチーム、吉沢梨絵、小此木まり。
ツアーのためにリハーサルとして行われたレコーディングトラックが記録されていたので、もったいないのでそのまま使用しました。
現在でも角松ファンを自称する方々なら、安心納得のトラックができたのではないかと思っています。




そう、そうこの感じ、打ち込みにバンドを乗せる方式がドンピシャな曲です。こういうハイブリッドなサウンドづくりがワタシは好きですね




8.I Can’t Stop The Night   本作はオリジナルのディティールは残しつつも、生演奏を中心にしつらえたヴァージョンで、オリジナルとは別物としてお楽しみいただきたいと思います。
スクラッチなどは今やっても面白くもなんともないので入れてません(笑)
『GOLD DIGGER』発売当時は、こうした打ち込みサウンドのライブでの表現は不可能でしたが、その後、機器の発達によりステージ上にコンピューターを持ち込むことで可能になりました。
さらに昨今は、プログラミングと生演奏が程よく混在する表現が自在にできるようになり、本作のアレンジなどはその最たるものです。
昨年のツアーで久々にご披露したこのナンバーですが、ご記憶に新しい方もいらっしゃるかと思います。
昨年初夏のライブでのあの熱い盛り上がりを思い出してください。
参加ミュージシャンはまさに、昨年のライブそのまま。山本真央樹のグルービーかつテクニカルなドラム、シンセベースに見事に絡む山内薫のベース、
デジタルな曲想全体にアナログ味を加算してくれるボブ・ジェームスばりの森俊之のフェンダー・ローズ、スリリングな本田雅人のサックスソロ、
バック・シンガーは、昨年の夢のツートップ、吉沢梨絵、小此木まりという布陣。
本当に、早くライブが演りたくなります。皆さんも観たいですか?




このアレンジは、直近のライブで聴いたことがあって特に印象に残っている。シンセとフェンダーローズがとってもクールでかっこいい。ガッシガシ響くドラムもイカスワぁ。コーラスも良き!影のハイライトな曲だな(なんじゃそれw


9.End of The Night   この曲をリメイクしたかった本当の裏事情。実は、オリジナルのこの曲の歌い出しの歌詞が欠けているのです。
よーく聴くとわかりますが、ミックスダウンの際に、ボーカルにかける処理として、ディセッサー、もしくはシビランス・コントローラーという機器を使用します。
これはいわゆる、さ、し、す、せ、そ、た、ち、つ、て、と、などの発音の頭がシ、とか、チ、などという強いノイズに聴こえて聞き苦しい場合、
その頭のわずかな発音にゲートをかける、つまりカットする機械なのですが、かけすぎると、頭が欠けてしまうのです。
で、この曲の頭、“白いカーテンを”の、白いの歌い出しの「し」がよく聴くと欠けていて、「いろいカーテン」に聴こえます。
これは、アメリカ人がミックスをしたため、日本語がわからないので「し」、の発音にゲートがかかりすぎていることに「気づかなかったため」な、わけです。
  

へぇ、オリジナルを聴いてみよっと・・・




10.ALL IS VANITY   思い残しがあるとすれば、テンポでした。


このアルバムでミックスを手掛けた名手ウンベルト・ガティーカ氏。彼は数々の名作を手掛けたグラミーウィナーでありますが、
その彼から「お前歌うまいな」と、言われた事が何より有り難かった。
それまで歌唱力にコンプレックスを抱いていた自分の心に光明が差し、以降、歌う事にやっと喜びを感じられるようになったのです。
現在に至る貴重な出発点だったのがこの『ALL IS VANITY』というアルバムでした。
今回取り上げたそのアルバムのタイトルチューン「ALL IS VANITY」は、敢えてリメイクする作品ではないのですが、前述したテンポの問題を解決したテイクを、いつか記録したい、と思っていたので今回その念願が叶った、というわけです。




2019年ライブで聴いたこの曲、まさにテンポが速くなってました。この効果は劇的で、疾走感とはまた違った良い意味での軽さがあって好感持てました。
確かにオリジナルは、聴いてて「重い」って思ってましたから・・・



実を言いますと本作のこのテイクは、近年、僕のライブで、ほぼパーマネントな活躍をしています、
若き精鋭、ドラムの山本真央樹くんが、まだ22歳のころ“角松さんのバックをやりたいです”というので、じゃ、一度、叩いて見て、と、
うちのスタジオでオーディションしたときのテイクをそのまま使っています。
いきなり、こういう難曲を課題として押し付けるのが私の常でありまして、何故なら結果を残す残さないは別として“どれだけ一生懸命やってくださるか”というのを感じたい、というのが私のモットーでありまして、で、結果はお聴きの通りで、
いきなり、これが叩けてしまったのでOKせざるをえなかったですね(笑)。
その時、ベースを手伝ってくれた山内さんのテイクもその時のまま。
つまりこれ、真央樹のデモオーディションテイクなのです(笑)。
そこへ今回、信吾さんのアコピ、森君のフェンダーローズ、鈴木君のギター、小此木まりちゃんと吉川恭子さんのコーラスを新たにダビングしてブラッシュアップさせたのです。
信吾さんとはまさに思い出の曲でありますしね。彼も“この辺の曲は体に染み込んでいる”と、おっしゃってくださっていました。
タイトル、「ALL IS VANITY」は、まぁ言うなれば「諸行無常」というような意味です。英語でいうとそうなんだ、ホォ〜と思ったものでした。
大学時代に学んだ「東洋思想史」の影響がまだこの頃の作品にも影響していたようですが、この頃色々と悩み事も抱えていて、それを無理矢理払拭しようとジタバタしていた時でもありました。
もがけばもがくほど深みにハマる、誰もが経験するお決まりのパターンになっちゃってた頃で(苦笑)、その時なりの苦悩を表現したかったのでありましょう。
そして30年の時が流れ、娘を持つ身となり、子供を大切に育てながらも自分の老いと向かい合わなければならなくなり、またそんな時期に、こんな世の中になってしまいますと、この曲の持つ本当の意味合い、と、いいますか、当時とはまた違う意味での「心の叫び」に聴こえてくるから不思議です。
リメイクとは過去を振り返ったり、否定することではなく、
音楽に現在(いま)の力を新たに吹き込む所作でもあるのだなぁ、と、本作のこの曲を聴いて思いました。




山本さんのドラミングは納得です。デモテイクの使いまわしかぁ、製作費安く上げたねぇ、、なんて言いません
今を表現しているんですから、、時間は流れるもの、止められませんから。




初回盤のボーナスディスク

東京少年少女の劇場版

1. まだ遅くないよね
2. 大人の定義
3. 恋ワズライ
4. 東京少年少女


個人的にはボーナストラックは、なにか別のが良かった。。。ですね
ま、前作の東京少年少女からの流れってことで。



まとめるつもりもないですけどね、昨今のライブアレンジの記録という意味でも、このアルバムから知った新たなファンがいるとしたらこれをきっかけにオリジナルへ深堀りしていくにも良いね、という意味でも好企画な良いアルバムですね

くりかえし聴けるだけの耐久性があると思います。というか聴きます。。


まぁ、もっとも前事務所にあるマスターテープの権利と実物をもってしてボーカルリテイク、リマスターを早く実現してもらいたいです


さて、rebirth3が先か? マスターを手に入れるのが先か?

ニワトリか、卵か問題だな



オリジナルアルバム製作のリスクがまだ避けられない今、いろんな企画でやってくしかないんだろうか?


パッケージ売れず、ライブできず、配信もビジネスとして始まったばかり。



それでも音楽、歌は必要とされるのですから。。



2012/03/24
REBIRTH 1
角松敏生  2012年3月 作   REBIRTH 1 re-make best   BVCL-317アーチスト活動 30周年の記念として制作されたリメイク・ベスト本来ならば、2011年6月の横浜アリーナライブまでに、、という計画も間に合わないということになり 2011年4月 1998-2010ベストをまずは発売。12月には、横浜ア…





愛聴盤となることを願って





















  


Posted by fielder at 00:01Comments(0)musicJ-POPアルバム